子どもの見方は、大人とは違います。l細かい所は一生懸命見ていますし、それを描くこともできます。
大人は全体を見てまとめようとしますが、子どもは部分を見て描き、まとめようとは思いませんし、出来ません。
このおともだちの顔は、部分を描いているうちに出来たものです。
絵を描くのが苦手な子でも、この見方をすればとても良いデッサンが出来るので自分に自信が出てきます。
年長児ひかり組全員集合、大きな顔や小さい顔、よくみると目が3つある子もいます。このデッサンを描くときのお約束は、「描いたものは消さない。 消しゴムは使わない。」なのです。
目を紙の上の方に描いたのでもう髪の毛は描くスペースがありません。ここまで描いたら今日は終わりです。20分でできました。
この人の目は、紙の端に描かれたので、髪の毛と耳を描くには、スペースが足りません。???どうしましょうか?今日は唇と鼻を描いて終わりです。20分かかりました。
次は髪の毛です。別に切った紙を貼り付けて、耳と髪の毛を描きます。最後に顔の輪郭線が出来れば終わりです。
首も肩も付け足して描いたら素晴らしい肖像になりました。しかしこれは誰の顔でもありません。なぜなら描くたびにモデルのお友達は違います。